大人の女性の上品さが滲み出ている女優というと、岩下志麻の名前を挙げる人が多いようです。
和装姿は他を圧倒するような華やかさを演出することができ、どれだけ高価な着物であってもそれに着られてしまうといったことがありません。
自分のものにしてしまうのは和装のみならず、洋装でもその威厳のある華を決して失うことはないのです。近年ではテレビでの露出は減ってしまったものの、時々見かけるインタビューなどでの大人の女性の上品さが漂う立ち居振る舞いは、彼女がこれまでに培ってきた数多くの経験がなせるものだといえます。
杓子定規的な上品さではなく、内から漂う本物の品格は、外見だけを取り繕うことでは得ることはできず、内面の深さが何より重要なのです。